あなたの周りにおられませんか?
身体面で
・動悸 ・頭痛 ・筋肉痛 ・吐き気 ・過呼吸
・手足のだるさ ・過度の発汗 ・喉の違和感
・胸の痛み ・下痢 ・胃腸障害 ・食欲不振
・呼吸困難 ・悪寒 ・のぼせ ・冷え ・ふるえ
・めまい ・しびれ ・発疹 ・じんましん
心理・感情面で
・怒り ・ショック ・混乱 ・驚き ・抑うつ
・不安 ・孤立感 ・恐怖 ・悲しみ ・罪悪感
・圧倒された感じ
思考・認知面で
・自己嫌悪 ・集中力の低下
・記憶力の低下 ・仕事の満足度の喪失
・自信喪失 ・周囲に対する嫌気
行動面で
・(通常の行動パターンの変化に際し)決断を
下すのが難しい
・イライラしている ・トラブルを起こしやすくなる
・お酒やタバコが増える ・食べ過ぎるまたは食べられない
・仕事の能率低下 ・口数が減る ・周囲の接触を拒絶する
・身なりにかまわなくなる ・無断欠勤
その他に
・人を信用しない/疑い深い ・人と関わるのを嫌がる ・笑い(怒る)声や物音、臭いに敏感
・感情の波が大きい ・人の顔を覚えられない ・些細なことにこだわる
・自暴自棄的な行動/自傷行為 ・すぐ爆発する ・物忘れが多い ・呆然としている
・好き嫌いが激しい
原因は、トラウマ(こころのケガ)かもしれない
これらの反応(症状)は、何らかのトラウマになるような出来事に遭遇すると、
誰にでも起こり得る当然の変化です。子どもの場合は、これらと違った変化が生じることがあります。
※トラウマになるような出来事が原因でない場合でも上記症状が出てくることもあります。
トラウマ(こころのケガ)となる体験は、
行動・こころ・からだに影響を与えます!
トラウマとは、個人で対応できないほどの圧倒されるような体験によってもたらされる
こころのケガのことです。
トラウマとなる体験(外傷体験)によってさまざまな心身の反応が起こります。
トラウマとなる体験として、地震、津波、台風等などの自然災害、
虐待、犯罪、性暴力、交通事故などによるものがあります。
日々の生活でも、重い病気やけが、家族や友人の死、別離、いじめなどでもトラウマとなる場合があります。
私たちにできること
4つのR (SAMHSA,2014):
トラウマへのアプローチの方法
①「理解する」(realize)
→トラウマがこころ、からだ、行動に
どのような影響を及ぼすのかを理解する
③「対応する」(respond)
→トラウマを思い出させることがらを回避できるよう、
話し合ったり、適切な対処法を話し合う
②「気づく」(recognize)
→トラウマの知識を持つことで、子どもの行動に
トラウマの症状が現れている事に気づく
④「再受傷させない」(resist re-traumatize)
→(学校の)方針や進め方をきめ、子どもと子どもに
関わるスタッフの再トラウマ化を予防する
Substance Abuse and Mental Health Services Administration(2014)
SAMHSA's Concept of Trauma and Guidance for a Trauma-Informed Approach.
TIC的対応の具体例
「安全感を高める」「対処行動を学ぶ」「ストレングスを高める」が重要
TIコーディネーター養成講座
TIコーディネーター講座では、トラウマインフォームドケアの実践をして再トラウマを招かない知識を学びます。支援者のセルフケアについても学びます。
相談援助をされる方がご受講の主な対象です。
※受講には、TIサポーター養成講座(01〜06)の修了が必要です。