寄付のおねがい
活動への思い
わたしたちは、何らかの大きなストレスフルな出来事によって、現在にも影響を及ぼす「トラウマ(心的外傷)」を抱える子どもや大人らのトラウマを軽減し、包摂できる共生社会を目指しています。
この思いのもと、「トラウマ(心的外傷)」について、「インフォームド(十分に知識をもって)」「ケア(かかわること)」に向けたトラウマインフォームドな理解を拡げること、被害者・被災者支援、支援者の育成に取り組んでいます。
トラウマインフォームドケアについて
2010年、ホッパーらがトラウマインフォームドケアを以下のように定義づけています。
「トラウマインフォームドケアとは、トラウマの影響を理解し対応することに基づき、サバイバーや支援者の、身体・心理・情緒の安全性に重きを置く。また、サバイバーが、コントロール感とエンパワメント感を回復する景気を生み出すストレングスに基づいた枠組みである。」
つまり、トラウマインフォームドケアの対象は、トラウマを負った人々(トラウマサバイバー)だけではなく、トラウマを負った人々を支える支援者も含まれています。
活動の取り組み
トラウマインフォームドケアは、治療や介入とは異なります。トラウマサバイバーと一緒に、生じている問題がトラウマの影響による適応であることを認識し、よりよい対処行動を学び、安全感やストレングスを育み、高めていくことをサポートするものです。
そこで、わたしたちは以下の活動を通して,トラウマサバイバーだけではなく、支援者、支援者の機関と一体になって、トラウマインフォームドケアについて多方面から取り組んでいます。
(1)虐待や犯罪などによる被害でトラウマ(こころのケガ)を負った人々に対する支援
(2)トラウマ(こころのケガ)を理解して対応にあたるサポーターやコーディネーターの養成
(3)被害者等が直面するか課題について調査・研究・広報・啓発・社会提言