2026年7月16日

さまざまな事情から生きづらさを抱える人々がいます。背景にある「トラウマ(こころのケガ)」は目に見えないため周囲に理解されにくく、当事者を孤独やしんどさへ追い込んでしまうことも少なくありません。相手の背景を知り、同時に自分自身の苦しさも大切にする――私たちはどのようにして、誰もが「ここにいていい」と思える安心安全な環境を築いていけるのでしょうか。
本シンポジウム第2弾では「トラウマインフォームドデザイン(TiD)」を軸に、空間と地域のあり方を考えます。山田氏からは建築における「環境」の理解や環境づくりの取り組み、“選択できる快適さ”について、秋山氏からはTiD資格取得後の実践から見えてきた課題や地域へ広げる工夫についてお話しいただきます。
再トラウマ化を防ぐ空間づくりを模索するとともに、組織や地域、社会全体で取り組むための実践的な知恵を共有します。福祉・医療・建築の専門家をはじめ、これからの「安心できる居場所づくり」に関心のあるすべての方のご参加をお待ちしております。
<講師紹介>
山田 あすか氏/東京電機大学未来科学部建築学科 教授・博士(工学)
一級建築士
研究において大事にしている視点は、「どうすれば環境が人を助けられるのか」。環境の影響を受けやすい人たちを、環境を整えることで支え、主体的な生活を支援したいと考えている。専門分野は、建築計画(医療・福祉・教育建築,居住空間,都市空間)および環境行動。
2005年 東京都立大学大学院 工学研究科 建築学専攻 博士課程修了。日本学術振興会の特別研究員を経て、2006年より立命館大学理工学部建築都市デザイン学科において講師を務め、2009年10月より現職。
秋山 怜史氏/株式会社 秋山立花 代表取締役
NPO法人全国ひとり親居住支援機構 代表理事
トラウマインフォームドデザインを実践するために Credentialed Trauma - informed Design Practitioner を日本人で初めて取得。住宅、共同住宅、福祉施設、医療施設などの設計活動を行うとともに、社会課題を解決するためのプロジェクトを企画。全国で初めてとなるシングルマザー専用シェアハウスの立ち上げに関わり、居住貧困に陥る可能性が高い母子家庭に対し新しい住環境の選択肢を産みだした。全国の母子向けのハウス運営者を支援するために、ポータルサイト「マザーポート」を立ち上げ運営。
コーディネーター:大岡 由佳氏/武庫川女子大学心理・社会福祉学部教授
ソーシャルワーカー
現場からの発信:栁澤 洋行/特定非営利活動法人ウェルフェア中之島
大阪府内某小学校元PTA会長、TIアンバサダー(※)
※ TI(トラウマインフォームド)アンバサダーは、医療や福祉の現場で、トラウマを
理解し配慮した対応を地域に普及させるために認定される役割です。
<お申し込み>Peatixからお願いします。
