ホーム > ご挨拶
<はじめに>
TICCに起こしくださった皆さまへ
このホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。
このホームページは、皆さまと一緒に、トラウマ(こころのケガ)への気づきを高め
人−地域−社会でつながり支え合うことを考えるために作りました。
社会全体がトラウマインフォームド(※)に変化し、さまざまな傷つきを抱える
子どもや大人らのトラウマを軽減し、包摂できる共生社会を目指しています。
(※)トラウマインフォームドとは、トラウマのことをよく知って関わる姿勢を指します。
<共同代表からのメッセージ>

TICC 代表理事
毎原敏郎
小児科医として子ども虐待に関わる中で感じるのは、外に現れている姿は虐待という「してはならない」形であっても、自ら望んで虐待をする親はほとんどいないということです。子育てがうまく行かず、周囲に援助を求めることも躊躇して独りで抱え込んでしまうのは、実はその人のトラウマのせいかもしれません。そういう視点を持ち、関わる側、関わられる側という間柄を越えてお互いの理解が深まることが、虐待の予防という最終的なゴールに繋がると信じています。
兵庫県立尼崎総合医療センター 小児科長

ソーシャルワーカーとして、そして福祉の研究者として被害者支援に携わってきました。被害者支援は制度上は改革されてきました。しかし、サポートが必要な人々に適切な関わりが行き届いているとは言えません。
その理由の一つに「トラウマ」やその対応の理解が進んでこなかったことがあげられます。本活動が、人がこころのケガを負った時に、互いに思いやることのできる優しい社会づくりの一助になればと願います。